高校野球では毎年のように圧倒的な強さを誇る大阪桐蔭高校。
大阪大会からその強さは本物で、ライバル履正社高校にも12対0でコールド勝利、甲子園にでも沖縄代表の興南高校に5対0と圧勝しました。
SNSを見てみると、高校野球の中で1つだけプロ集団が混じっているとか大阪桐蔭と他校の対戦はまるで大企業と零細企業の戦い、京セラドームに行って阪神と今すぐ変わってくれ!など色々と批判的な意見もあるようです。
なぜ大阪桐蔭高校はここまで強いのでしょうか?
大阪桐蔭が強すぎる理由はなぜ?
大阪桐蔭がズバ抜けて強い理由は、スカウト力だと思います。
西谷監督は暇を見つけては地元大阪だけでなく北海道から九州まで全国から優秀な選手をスカウトしており、U-15の日本代表メンバー等も積極的にスカウトしています。
選手たちも地元の甲子園常連校に進学するよりも、大阪桐蔭に入った方が甲子園に出場できるだけでなく、甲子園で優勝出来る可能性が高いことやプロ野球選手になれる可能性も1番高いことから、自然と大阪桐蔭に日本代表クラスの選手が集まり、圧倒的に強くなります。
さらに、大阪桐蔭は少人数精鋭制です。
西谷監督が1人1人をよく見れるのは1学年20人までと昔からこだわっており、大阪桐蔭は3学年合わせて60人程度の部員数しかいません。
そのほとんどが各都道府県の代表選手クラスで、その中で厳選された9人だけがレギュラーになります。
それだけ周りに優秀な選手がいる中でのレギュラーというのはめちゃくちゃ力があり、残念ながらレギュラーになれなかった補欠のメンバーも他の高校では主力クラスなので、選手層がとにかく厚いことも強さの要因でしょう。
続いて、やはりずば抜けた練習量が強さの秘訣。
大阪桐蔭は現在自宅から通える大阪府や兵庫県、奈良県の選手であっても、全員寮に入らなければならず、3年間野球漬けの生活を送ります。(※西武のおかわり君の時代は通い通学も認められていた)
ほぼ学校と寮の往復だけの生活で、コンビニに行けるのさえも2か月に1回、他に親子外食が年に数回ある程度でそれ以外は外出は許されず、朝から晩まで練習漬けの生活。
あの落合博満さんでさえも高校生でこれだけバットを振っているチームはないと言うほど。
他の高校は甲子園に出場することを目標にしているものの、大阪桐蔭は甲子園で優勝することを目標にしている学校なので他の強豪校とはレベルが違うようです。
大阪桐蔭が強すぎる理由まとめ
- 西谷監督が暇さえあれば全国に行って、U-15クラスの優秀な中学生をスカウトしている
- 少人数精鋭で1学年20人しかいないものの、各選手が各都道府県で代表クラスのメンバーでレギュラーになる9人は日本代表クラスでベンチ入りメンバーも他の高校では主力クラスと選手層がとにかく厚い
- 全員寮生活を送らなければならず、コンビニでさえも2か月に1回しか行けないほど厳しく、3年間野球漬けの生活を送る
- 大阪桐蔭は甲子園出場を目指しているのではなく、甲子園で優勝することを目標にしているので、志が他の強豪校とは違う
以上、大阪桐蔭高校野球部が強すぎる理由についてまとめました。
残念ながら今年の甲子園では小松大谷に負けてはしまいましたが、大阪桐蔭が強いことに間違いはないはずです。
ぜひ参考にしてください。