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阪神タイガースはなぜ弱い?2024年急に弱くなった理由!

昨年2位の広島カープと大差をつけてリーグ優勝し、日本シリーズではオリックスを倒し、38年ぶりに日本一に輝いた阪神タイガース。

最年長が西勇輝投手の33歳と若く、伸び盛りの若い選手が多いので、多くの評論家たちは今年も阪神タイガースが優勝するだろうという予想をしていました。

しかしながら、今年の阪神はシーズン前半は貧打に悩み、シーズン後半はピッチャーが打たれ出すなど3位と低迷しています。

今年の阪神タイガースはなぜ弱いのでしょうか?

阪神タイガースはなぜ弱い?2024年急に弱くなった理由!

阪神タイガースが今年なぜ弱いのか?いくつかまとめてみました。

1 他球団からのマークが厳しくなっている

昨年2桁勝利を上げた村上、大竹、伊藤将司など先発の主力投手が今年は軒並み調子を崩しており、勝てていません。

キャッチャーの坂本捕手の配球が他球団のスコアラーに徹底的に研究されており、初球の甘い球を痛打されるなど、去年に見られなかったシーズンが今年は非常に多いです。

才木とビーズリー、西勇輝が頑張っているので何とかAクラスにはいるものの、先発ローテの軸となる3人が昨年のように本調子ではないことが弱い理由の1つです。

2 補強をほとんどしていない

昨年日本一になったこともあり、今年の阪神は新外国人投手のゲラを取ったぐらいでほとんど補強をしていません。あとは現役ドラフトでオリックスから漆原投手を獲ったぐらいです。

ノイジー、ミエセスに代わるようなもっと打てる外国人選手も獲得しておらず、どうしても打線に迫力がないです。

ライバル球団である巨人はピッチャーを中心にかなりの補強をしており、シーズン途中からもヘルナンデスなどバッターを補強しているので、補強の差で今年は3位に低迷していると言えるでしょう。

3 主力バッターの不調

昨年阪神があれだけ勝てたのは1番近本、2番中野、8番木浪の活躍が非常に大きいです。

3人のうち今年活躍しているのは近本ぐらいで、2番中野、8番木浪の打撃の調子が一向に上がってきません。

また、キャッチャーである梅野選手も全盛期のような長打は見られず、打率1割9分前後をウロウロしており、7番、8番、9番が自動アウトに近いような状態になってしまっています。

ショート木浪に代わる小幡も怪我により戦線離脱していることやセカンド中野に代わる選手がおらず、中野を使わざるを得ない状況。

阪神は選手層が厚いように見えて薄く、代わりになるような選手がいないので勝てなくなってしまっています。

4 中継ぎ、抑えの不安

昨年のセーブ王岩崎投手も勤続疲労と他球団からのマークがキツくなり、今年はかなり打たれてしまっており、僅差の試合を落としてしまっています。

岩崎投手の代わりになるような投手を補強しておかなかったのも今年の阪神が弱い理由の1つでしょう。

中継ぎは石井、桐敷の両投手は頑張っているものの、他の中継ぎ陣がピリっとせず、2人にかかる負担が大きいので、8月以降疲れが見え隠れするようになり、石井や桐敷も打たれてしまうようになったので、勝てそうで勝てないゲームが続いてしまっています。

中継ぎ、抑えの投手の補強をしないとこのままいくとかなり厳しいでしょう。

5 エラーが多い

特に、サード佐藤輝明選手のエラーが非常に目立ちます。

佐藤が大事な場面でエラーをし、ピッチャーまでリズムを崩し、打たれてしまっているケースも多いです。

外野にコンバートしたいところですが、サード佐藤輝、ファースト大山で戦っていくと岡田監督が就任直後から公言して以来、外野手が森下、前川、井上、小野寺と飽和状態にあり、サトテルをサードで使わざるを得ない状況。

他球団がサードへ狙い打ちしているような場面も目立ち、佐藤選手もエラーによって打撃まで調子を崩していることが多々あるので、サード佐藤輝明選手のコンバートは来年以降真剣に考えないと厳しいでしょう。

阪神タイガースはなぜ弱いまとめ

  1. 昨年大活躍した村上、大竹、伊藤将司、岩崎など他球団からのマークが厳しくなり、坂本捕手の配球も読まれていることからなかなか勝てない
  2. 昨年機能した1番近本、2番中野、8番木浪のうち2番中野、8番木浪が絶不調で代わりの選手もいない為、今年は苦戦している
  3. 補強したのは抑えのゲラと現役ドラフトで漆原を獲ったぐらいで、新戦力をほとんど補強していない
  4. サード佐藤輝明選手のエラーがめちゃくちゃ多く、相手打者に狙い打ちされたり、エラーによって打撃の調子までおかしくなってしまっている

以上、今年の阪神タイガースが弱い理由についてまとめました。

それから、昨年阪神が日本一になったことで、阪神の選手たちは、シーズンオフにテレビやラジオにひっきりなしに出演しており、他にも優勝イベントがめちゃくちゃ多かったので、オフにまともに休めておらず、疲れが溜まっているのも今年弱い理由の1つだと思います。

人気球団だけにある程度は仕方ない部分ではありますが、弱くなってしまってはどうにもならないので、このあたりももう少し考慮してほしいなと思います。